有価証券

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税金

マル優制度の解説

暮らし向きが厳しい方々を助けるために、国は預貯金などの利子にかかる税金をなくす制度を設けています。これは「障害者等の所得の非課税措置」という正式な名前があり、よく「マル優」と呼ばれています。対象となるのは、身体や心に障がいのある手帳をお持ちの方、障がい年金を受け取っている方、遺族年金や寡婦年金を受け取っている方、そしてひとり親家庭で児童扶養手当を受け取っている方です。具体的には、預貯金や株などの元本が350万円までの範囲で、そこから得られる利子に本来かかる所得税(15%)と住民税(5%)が非課税となります。つまり、利子に対して本来であれば20%の税金がかかるところ、この制度を使うと税金を支払う必要がなくなります。例えば、預貯金が350万円あって、年間の利子率が1%だとすると、1年間で3万5千円の利子が得られます。通常であればこの3万5千円に対して7千円の税金がかかりますが、マル優を使うことでこの7千円が不要となるため、家計の助けになります。さらに、「マル優」とは別に「少額公債非課税制度」、通称「特別マル優(マル特)」と呼ばれる制度もあります。これは国や地方自治体が出している債券の利子に対して所得税を非課税にする制度です。マル優と同じく元本350万円までが対象で、対象となる方もマル優と同じです。マル優とマル特は別々の制度ですが、どちらも生活に困っている方々の負担を軽くし、暮らしを支えるという同じ目的を持っています。これらの制度をうまく活用することで、少しでもゆとりある生活を送ることが期待できます。
仮想通貨用語

ほふりの役割と仮想通貨の未来

証券保管振替機構、通称「ほふり」について解説します。ほふりは、1991年に設立された我が国で唯一の保管振替機関です。役割は、株券などの有価証券の保管と振替を一元管理することで、証券取引の効率化と安全性を高めることです。昔は株券は紙で発行され、投資家が自分で保管していました。しかし、この方法には紛失や盗難のリスクがつきものでした。また、売買のたびに株券の受け渡しが必要で、取引に時間がかかり非効率でした。そこで、ほふりが設立され、株券は電子化され、ほふりによって一括保管されるようになりました。これにより、紛失や盗難のリスク、そして取引の非効率性が解消されました。投資家は、証券会社を通してほふりに口座を開設し、株券の保管や売買の指示を出すことができます。株券の売買が行われると、ほふり内で口座間の振替処理が行われます。実際の株券の移動は行われません。これにより、取引のスピードアップと費用の削減が実現しました。さらに、ほふりは株主総会での議決権行使の支援や配当金の支払いなど、投資家の権利を守る上でも重要な役割を担っています。例えば、株主総会に出席できない投資家に代わって議決権を行使したり、配当金を確実に投資家に届けたりする役割を担っています。このように、ほふりは、証券市場の安定と発展に欠かせない存在となっています。証券取引の安全性と効率性を高めることで、投資家が安心して取引できる環境を整備し、市場の活性化に貢献しています。