仮想通貨用語 巨大経済圏構想:TTIPの可能性と課題
大西洋を挟んだ貿易と投資の連携強化を目指す大きな約束、それが環大西洋貿易投資連携協定、略してTTIPです。アメリカ合衆国とヨーロッパ連合という経済大国同士が、より緊密な経済関係を築くための話し合いを進めています。この協定の大きな目的は、貿易や投資の邪魔になるものを取り除き、雇用を増やし、経済を活性化させることです。具体的には、国境を越える商品にかかる関税をなくすだけでなく、製品の基準や検査方法、発明やデザインなどの権利保護についても、両地域で同じルールを作ることを目指しています。もし、この協定が実現すれば、世界の人口の8億人、世界のモノやサービスの生産量の半分、世界の貿易量の3割近くを占める巨大な自由貿易圏が誕生します。これは、太平洋地域で結ばれた環太平洋パートナーシップ協定(TPP)に匹敵する規模であり、まさに欧米版TPPと言えるでしょう。これだけの規模の自由貿易圏が誕生すれば、世界経済への影響は計り知れません。世界全体の経済の動き、企業活動、人々の暮らしにも大きな変化をもたらす可能性があります。今後の交渉の進展、そして協定の内容に、世界中から大きな注目が集まっています。今後の展開を見守る必要があるでしょう。
