仮想通貨用語 スイス製造業の現状を示す景況指数
経済の状況を測る物差しの一つに、購買担当者景況指数というものがあります。スイスでは、スイス購買部協会という団体が毎月この指数を発表しており、製造業の実情を掴むための重要な手がかりとなっています。この指数は、どのように作られるのでしょうか。企業で買い付けを行う担当者にアンケート調査を行い、その結果を集計して算出しています。アンケートでは、新しい注文の量や、実際にどれだけの商品を作ったか、従業員の数はどうか、注文から納品までの期間、そして在庫の量はどうかといった、様々な項目について質問します。これらの項目を総合的に見て、全体の指数が計算されます。この時、50という数字が基準となります。50よりも数値が大きければ、景気が良くなっていると判断されます。反対に、50よりも数値が小さければ、景気が悪くなっていると判断されるのです。購買担当者景況指数は、景気の動きに敏感に反応するという特徴があります。つまり、景気が実際に良くなったり悪くなったりする少し前に、この指数が先に変化することが多いのです。そのため、今後の景気の動向を予測する上でも、この指数は重要な役割を果たしています。景気が良くなりそうであれば、企業は設備投資を増やすなど、将来に向けて準備を始めます。逆に、景気が悪くなりそうであれば、企業は投資を控えるなど、慎重な姿勢になります。このように、購買担当者景況指数は、企業の意思決定にも影響を与える重要な指標と言えるでしょう。
