S&P500

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市場の歪みを数値化:スキュー指数入門

株価が大きく下がる危険性を示す数値に、ゆがみ指数というものがあります。これは、アメリカのシカゴ・オプション取引所が計算して発表しているものです。簡単に言うと、市場で取引している人たちが、これから株価が下がることにどれだけ備えているかを示す数値です。このゆがみ指数は、アメリカの代表的な株価の集まりであるS&P500という指標を元にした、オプション取引の情報から計算されます。オプション取引とは、将来のある時点で、あらかじめ決めた値段で株を売ったり買ったりする権利を取引することです。ゆがみ指数は、このオプション取引の中で、「権利行使価格」と呼ばれる、実際に株を売買できる値段が、今の株価よりも低いオプションに注目します。これを「アウト・オブ・ザ・マネー」と呼びます。市場で取引している人たちが、株価が下がると予想していると、このアウト・オブ・ザ・マネーのオプションの人気が高まり、値段も上がります。例えば、株価が下がると損をすると思った人が、損失を少しでも減らすために、株価が下がった時に安く株を売る権利を買っておこうとするからです。ゆがみ指数は、この値段の動きを数値化することで、市場全体のゆがみを測り、これから株価が下がる危険性を予想しようとするものです。ゆがみ指数が高いほど、市場で取引している人たちが株価の下落を心配しており、実際に下がる危険性も高いと解釈できます。逆に、ゆがみ指数が低い場合は、市場全体が楽観的であることを示し、株価が大きく下がる可能性は低いと考えられます。ただし、ゆがみ指数はあくまで市場の雰囲気を示す一つの指標であり、必ずしも将来の株価の動きを正確に予測できるものではありません。
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ST倍率:日本株と米国株の比較

株価の動きを比べる物差しの一つに『エスティー倍率』というものがあります。これは、アメリカの代表的な株価の集まりである『エスアンドピー500』と、日本の代表的な株価の集まりである『東証株価指数(とうしょうかぶかしすう)』を比べて計算します。『エスアンドピー500』は、アメリカのニューヨーク証券取引所やナスダック市場に上場している大きな会社500社の株価をまとめたものです。一方、『東証株価指数』は東京証券取引所に上場している主な会社の株価をまとめたものです。エスティー倍率の計算方法は、『エスアンドピー500』の値を『東証株価指数』の値で割るだけです。この数字が大きいほど、アメリカ株全体の勢いが日本株全体よりも強いことを示しています。逆に、この数字が小さい場合は、日本株全体の勢いがアメリカ株全体よりも強いと見なされます。例えば、アメリカの景気が良くて株価が上がっている時に、日本の景気が悪く株価が下がっているとします。この場合、『エスアンドピー500』の値は上がり、『東証株価指数』の値は下がるため、エスティー倍率は高くなります。反対に、日本の景気が良くて株価が上がり、アメリカの景気が悪く株価が下がっている場合は、エスティー倍率は低くなります。このように、エスティー倍率はアメリカと日本の株価の相対的な強さを示す指標であり、常に変動しています。世界経済の状況や各国の政策など、様々な要因によって影響を受けるため、日々の経済ニュースでこの数値の変化に注目することで、世界経済の動きを掴むヒントになるかもしれません。