IS-LM分析

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仮想通貨用語

マンデル・フレミングモデル解説

世界経済が結びつきを強める中で、それぞれの国の経済がお互いにどう作用し合うのか、それを知るための大切な道具の一つにマンデル・フレミング模型があります。この模型は、カナダ出身の経済学者ロバート・マンデル氏とイギリス出身の経済学者ジョン・マーカス・フレミング氏によって、それぞれ独自に作り出されました。彼らは、ケインズ氏の経済学の考え方を土台として、国と国との間での物の取引やお金の流れが経済にどう影響するかを調べました。具体的には、物やサービスが取引される市場、お金の市場、そして国と国との間の取引のバランスを表す国際収支の均衡、この三つの視点から経済の動きを捉えています。そして、国の通貨の価値である為替相場や、国の中央銀行が行う金融政策、政府が行う財政政策が経済全体にどう作用するのかを明らかにしました。この模型は、為替相場には大きく分けて二つの種類があることを示しています。一つは、国の通貨の価値を一定に保つ固定相場制。もう一つは、市場の動きによって通貨の価値が変わる変動相場制です。マンデル・フレミング模型は、この二つの異なる為替相場制度のもとで、金融政策や財政政策の効果がどう変わるのかをはっきりと示しています。例えば、変動相場制では、財政政策の効果はあまり大きくない一方、金融政策は効果を発揮しやすいとされています。反対に、固定相場制では、金融政策の効果は限定的になり、財政政策の効果が大きくなります。このように、マンデル・フレミング模型は、為替相場制度によって政策効果が異なることを示し、国際経済学の土台となる重要な理論となっています。