金利差

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仮想通貨用語

信用不安のバロメーター:TEDスプレッド

お金を貸し借りする際、借りる側は利子を付けて返済します。この利子の割合は、貸し倒れのリスクが高いほど高くなります。銀行間で資金を貸し借りする際の金利と、安全な資産への投資で得られる金利の差を見ることで、市場の信用リスクを測ることができます。これを表す指標の一つが「短期国債・銀行間取引金利差」です。この指標は、三ヶ月満期の合衆国短期債券の金利と、三ヶ月満期の銀行間取引金利の差から計算されます。合衆国短期債券は、合衆国政府が発行する債券で、事実上貸し倒れのリスクがないと考えられています。そのため、安全資産と呼ばれ、投資における基準金利として使われます。一方、銀行間取引金利は、ロンドン市場で主要銀行同士が資金を貸し借りする際の金利です。これは、銀行同士がお互いをどれだけ信用しているかを反映しています。もし市場が安定していて、銀行同士の信用度が高ければ、銀行間取引金利は低くなり、短期国債の金利との差は小さくなります。つまり、「短期国債・銀行間取引金利差」は小さくなります。逆に、市場が不安定で、銀行の経営状態が悪化したり、貸し倒れのリスクが高まると、銀行同士はより高い金利を要求するようになります。そのため、銀行間取引金利は上昇し、短期国債との金利差は大きくなります。つまり、「短期国債・銀行間取引金利差」は大きくなります。このように、「短期国債・銀行間取引金利差」は、市場参加者が銀行の信用リスクをどのように見ているかを反映しています。この指標が大きくなると、市場では信用不安が高まっていると解釈され、逆に小さくなると、市場は比較的安定していると解釈されます。市場の動向を理解する上で、重要な指標の一つと言えるでしょう。