計画経済

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仮想通貨用語

シャドウプライスの役割:真の価値を測る

市場では、ものの値段は、それを欲しいと思う人と、それを売る人の数のバランスで決まります。しかし、いろいろな理由でこのバランスが崩れ、本当の価値とは違う値段がついてしまうことがあります。これは市場のゆがみと呼ばれ、経済全体に悪い影響を与える可能性があります。例えば、国がお金を出してあるものの値段を安く抑えているとしましょう。一見、消費者は安く買えて得をしたように見えます。しかし、この時の値段は、ものを作るのにかかった費用や、そのものの本当の価値を反映しているとは言えません。もし国のお金がなければ、もっと高い値段がついていたはずです。このようなゆがみは、資源の正しい使い道を邪魔します。本来ならもっと価値のあるものを作るのに使われるはずの資源が、安く抑えられたものの生産に使われてしまうかもしれません。また、ゆがんだ価格に惑わされて、必要以上にものを買いすぎてしまう人もいるでしょう。このような市場のゆがみがある場合に、ものの真の価値を測る方法として、「影の値段」という考え方があります。これは、市場のゆがみを考慮に入れた、あるものを手に入れるため、あるいは失うことによって発生する本当のコストのことです。例えば、ある工場が環境を汚染する排水を出しているとします。この排水による環境への影響は、市場では値段がついていません。しかし、環境をきれいにするためにかかる費用や、汚染によって失われる自然の価値を考えると、この排水には大きな「影の値段」がついていると言えます。影の値段を考えることで、市場では見えにくい本当のコストを明らかにし、より良い判断をすることができるようになります。