仮想通貨用語 輸入の費用負担を軽くする運賃ユーザンス
海上輸送を使った品物の取り引きでは、買い手が品物を受け取った後に、送料や保険料を支払うのが一般的です。しかし、『運賃ユーザンス』という仕組みを使うと、送料や保険料の支払いを一定期間遅らせることができます。これは、輸入時に品物代金の支払いを遅らせる『輸入ユーザンス』と同様に、資金繰りを助ける役割を果たします。具体的に見ていきましょう。海外から品物を仕入れる際、買い手は通常、品物が届くとすぐに送料や保険料を支払わなければなりません。しかし、運賃ユーザンスを利用すれば、支払いを猶予してもらえます。この猶予期間のおかげで、買い手は受け取った品物を販売し、その売上金で送料や保険料を支払うことが可能になります。つまり、手持ちのお金をすぐに支払いに充てる必要がなく、他の事業に回せるという利点があります。また、為替相場の変動から受ける影響を小さくできる場合もあります。もし、将来、円の価値が上がると予想されるなら、支払いを遅らせることで、円に換算した時の支払額を減らせる可能性があります。しかし、運賃ユーザンスを利用するには、『信用状』と呼ばれる支払いを保証する書類が必要になることがあり、その発行には手数料がかかります。そのため、利用する際は手数料も考慮に入れて、慎重に判断する必要があります。まとめると、運賃ユーザンスは、輸入時の資金繰りをスムーズにし、為替変動の影響を軽減する可能性のある便利な仕組みです。ただし、信用状の発行手数料が発生する可能性があるため、メリットとデメリットをよく比較検討してから利用することが重要です。
