仮想通貨用語 所得の変化と経済の動き
国民の収入の変化が、他の経済の動きにどう影響するかを知るための大切な道具、それが所得弾力性です。これは、国民の収入が1%動いた時に、物価や商品の売れ行きといった経済の他の部分が何%動くかという割合で示されます。例えば、ある商品の所得弾力性が2だとしましょう。これは、国民の収入が1%上がると、その商品の需要が2%増えることを意味します。逆に、国民の収入が1%下がると、需要は2%減ります。つまり、国民の収入が増えると需要が大きく伸び、減ると需要も大きく減る商品ということになります。所得弾力性は、様々な商品の性質を知る手がかりになります。例えば、所得弾力性が0よりも大きく1よりも小さい商品は「必需品」と呼ばれます。これは、収入が増えてもそれほど需要は増えず、収入が減ってもそれほど需要は減らない商品のことです。例えば、米やパンなどの食料品がこれにあたります。生活に欠かせないため、収入に関係なく一定の需要があるからです。一方、所得弾力性が1よりも大きい商品は「贅沢品」と呼ばれます。収入が増えると需要が大きく増え、収入が減ると需要が大きく減る商品です。例えば、ブランド品や高級車がこれにあたります。生活に必ずしも必要ではないため、収入が増えた時に購入が増える傾向があります。このように、所得弾力性を調べることで、商品の需要が収入の変化にどう反応するか、つまり、景気が良くなった時や悪くなった時に需要がどう変化するのかを予測することができます。これは、企業が商品の生産量や価格を決める時、また政府が経済政策を考える時などに役立ちます。 経済の動きを理解し、将来を予測するための重要な指標なのです。
