市場均衡分析

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新古典派経済学:市場の力

昔の経済の考え方は、物の価値はそれを作るのに必要な労働で決まるとされていました。例えば、服を作るのに多くの手間がかかれば、服の価値は高くなるという考え方です。しかし、19世紀後半から20世紀初頭にかけて、新しい経済の考え方が生まれました。これが新古典派経済学です。新古典派経済学では、物の価値は、それを欲しいと思う人の数(需要)と、実際に売られている物の数(供給)で決まると考えました。これは、人々がどれだけその物を必要としているか、そしてその物がどれくらい珍しいかで価値が決まるということです。例えば、真冬に暖かいコートが必要な人が多く、コートの数が少なければ、コートの価値は高くなります。逆に、夏にコートを欲しいと思う人は少なく、コートの数が多いと、コートの価値は低くなります。この新しい考え方を広めたのは、何人かの有名な経済学者たちです。アルフレッド・マーシャル、レオン・ワルラス、カール・メンガーといった人たちが、それぞれの方法で経済の仕組みを調べ、新しい理論を作りました。特に重要なのは、限界効用、限界生産力、そして一般均衡といった考え方です。限界効用とは、同じ物をたくさん持っていると、だんだんとその物の価値が下がっていくという考え方です。限界生産力とは、労働者を一人増やすごとに、生産量が増える割合がだんだん小さくなるという考え方です。一般均衡とは、需要と供給がぴったりと一致した状態のことで、経済全体がバランスの取れた状態を指します。これらの新しい考え方は、その後の経済学に大きな影響を与え、今の経済学の土台を作りました。新古典派経済学の登場は、経済学をよりしっかりとした学問にするための、とても大切な一歩だったと言えるでしょう。