バーゼル委員会

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国際的な銀行規制:BIS規制の概要

お金の世界は国境を越えて広がり、複雑になっています。世界の金融の安定を守るには、各国が協力して銀行を監視することが欠かせません。その中心的な役割を担うのが、バーゼル銀行監督委員会、略して国際決済銀行(BIS)が作るBIS規制です。この規制は、世界中で活動する銀行に対し、しっかりとした経営を促し、金融の危機が起きるのを防ぐことを目指しています。BIS規制は、主に自己資本比率規制という形で現れます。自己資本比率とは、銀行が持つ自己資本(自分の持ち金)の、総資産(全体の持ち物)に対する割合です。簡単に言うと、銀行がどれだけ自分の資金で経営しているかを示す指標です。この比率が高いほど、銀行は不況や予期せぬ損失に耐えることができ、経営が安定しているとされます。BIS規制では、国際的に活動する銀行に対し、一定以上の自己資本比率を維持することを義務付けています。BIS規制は、世界経済に大きな影響を与えます。銀行は、BIS規制を守るために、自己資本比率を高める必要があります。そのためには、利益を積み増したり、増資したり、あるいはリスクの高い資産を減らしたりといった対策を取ることになります。これらの行動は、銀行の貸し出しや投資活動に影響を与え、ひいては世界経済全体の動きにもつながっていきます。しかし、BIS規制には課題もあります。例えば、規制が厳しすぎると、銀行の貸し出しが抑制され、経済成長を阻害する可能性があります。反対に、規制が緩すぎると、金融危機の発生リスクが高まります。そのため、BISは世界経済の状況を見ながら、常に規制の内容を見直し、調整を続けています。BIS規制は、世界金融の安定にとって重要な役割を果たしており、今後もその動向に注目していく必要があります。
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銀行の安定性を守るバーゼルI

お金を預かる仕事をしている銀行は、人々から集めたお金を会社や個人に貸し出すことで利益を得ています。しかし、貸し出したお金が返ってこない危険、つまり貸し倒れのリスクは常にあります。もし多くの貸し出しが焦げ付いてしまったら、お金を預けている人々が一斉にお金を引き出そうとした時に、銀行は対応できなくなる可能性があります。このような事態を防ぎ、銀行の健全な経営状態を保つために、銀行は一定の元手となるお金を常に持っておく必要があります。これは自己資本と呼ばれ、主に株主からの出資金や、過去の利益の積み立てなどで構成されます。この自己資本の額が、抱えている危険の大きさに比べて十分かどうかを示す尺度が自己資本比率です。自己資本比率は、銀行が持っている自己資本の額を上の数、危険の大きさを考慮して計算されたリスク資産の合計を下の数とした比率で表されます。言い換えれば、リスク資産全体に対する自己資本の割合を示す数値であり、この比率が高いほど、銀行の財務状態が安定していると考えられます。自己資本比率を高めるためには、自己資本を増やす、もしくはリスク資産を減らすという方法があります。自己資本を増やすには、増資や利益の内部留保といった手段があります。一方、リスク資産を減らすには、安全な資産への投資を増やす、あるいは危険度の高い貸し出しを減らすなどの方法がとられます。自己資本比率は、銀行の経営の安定性を測る重要な指標であり、銀行自身が経営状態を適切に管理するために活用するだけでなく、預金者や投資家にとっても、銀行を選ぶ際の重要な判断材料となります。銀行の自己資本比率は、金融庁のホームページなどで公表されており、誰でも確認することができます。健全な銀行を選ぶためにも、自己資本比率は必ず確認しておきたい指標の一つです。