スーパーボリンジャー

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テクニカル分析

スーパーボリンジャーで市場の流れを読む

スーパーボリンジャーは、値動きの方向性や勢いを掴むための、日本で生まれた独特のやり方です。通常のボリンジャーバンドに、過去の値動きを示す線を加えることで、より的確な分析を可能にしています。考案者は、かつて金融機関で取引をしていた柾木利彦氏(マーフィー氏)です。ボリンジャーバンド自体は、統計の考え方を用いて、値動きの範囲を目に見えるようにしたものです。中心には移動平均線があり、その上下に標準偏差に基づいて表示される帯(±1σ、±2σ、±3σ)で構成されています。この帯は、値動きがどれくらい広がっているかを示す指標であり、統計的には値動きの大部分がこの帯の中に収まるとされています。スーパーボリンジャーは、このボリンジャーバンドに過去の値動きを示す線を加えることで、今の値動きと過去の値動きの関係を把握し、値動きの方向性の強さを判断する材料にします。例えば、値動きが上昇傾向にある時に、過去の値動きを示す線が帯の外側に位置していれば、その上昇傾向が強いと判断できます。反対に、値動きが下降傾向にある時に、過去の値動きを示す線が帯の内側に位置していれば、その下降傾向が弱い可能性があると判断できます。つまり、スーパーボリンジャーは、値動きの方向性に乗る取引戦略において、売買の時期を決める上でとても役立つ道具と言えるでしょう。過去の値動きを加えることで、単なるボリンジャーバンドよりも、より詳しい情報を読み取ることが可能になり、より精度の高い売買判断を行うための材料となります。ただし、スーパーボリンジャーも万能ではありません。他の分析方法と組み合わせて使うことで、より効果的に活用できます。市場の状況は常に変化するため、一つの指標だけに頼るのではなく、複数の情報を総合的に判断することが重要です。