アルーン・アップ

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テクニカル分析

アローン指標で市場の勢いを掴む

「勢い」をはかるものさし、それがアローン指標です。まるで株価の温度計のように、今の市場の活況さを教えてくれます。これは、インドのトゥシャール・シャンデ氏が考え出したもので、価格がどれほど速く上がったり下がったりしているのかを明らかにすることで、市場の動向を測るためのものさしとなります。この指標は二本の線でできています。一つは「アルーン・アップ」と呼ばれる線で、これは、ある決められた期間の中で、最も高い値をつけた日から今日までの日数を表しています。例えば、過去25日間で最も高い値をつけたのが5日前であれば、アルーン・アップの値は5となります。もう一つは「アルーン・ダウン」と呼ばれる線で、これはある決められた期間の中で、最も低い値をつけた日から今日までの日数を表しています。こちらも同様に、過去25日間で最も低い値をつけたのが10日前であれば、アルーン・ダウンの値は10となります。これらの二本の線の位置関係を見ることで、今の市場の勢いや、これからどのように変化していくのかを予想することができます。例えば、アルーン・アップがアルーン・ダウンよりも高い位置にあれば、それは、最近高い値を更新したことを意味し、上昇の勢いが強いことを示しています。逆に、アルーン・ダウンがアルーン・アップよりも高い位置にあれば、それは、最近低い値を更新したことを意味し、下降の勢いが強いことを示しています。また、二本の線が交差する時は、市場の動向が変わる転換点の可能性を示唆しています。アルーン・アップがアルーン・ダウンを下から上に突き抜ける時は、上昇への転換を示唆しており、逆にアルーン・ダウンがアルーン・アップを上から下に突き抜ける時は、下降への転換を示唆しています。このように、アローン指標は、複雑な計算を必要とせず、二本の線を見るだけで、市場の勢いを読み解くことができる、大変便利な道具と言えるでしょう。